Feloについて

Feloについて

Feloについて

 Felo AI(フェロー・エーアイ)は、日本のスタートアップ企業Felo Inc.(Sparticle株式会社)によって開発された、次世代のAI検索エンジンです。最新の大規模言語モデル(LLM)AIエージェント技術を活用し、従来のキーワード検索とは異なり、ユーザーの質問意図を深く理解し、関連性の高い情報を要約して提示します。特に、日本語での利用に最適化されており、多言語対応機能によって世界中の情報へのアクセスを容易にし、言語の壁を取り払うことを目指しています。検索結果を元にしたプレゼンテーション資料マインドマップの自動生成SNSコンテンツの検索など、情報収集から資料作成までを効率化する多様な機能を備えており、ビジネスや学術研究、日常の情報収集など、幅広いシーンでの活用が期待されています。無料プランでも多くの機能を利用できますが、より高度な検索や機能が必要なユーザー向けに有料のProプラン(月額2099円)も提供されています。

Felo AIとは

 Felo AIは、Felo Inc.(Sparticle株式会社)が開発・提供する、AI搭載の検索エンジンです。2024年にリリースされ、短期間で多くのユーザーを獲得するなど注目を集めています。従来の検索エンジンがキーワードに基づいてWebページリストを表示するのに対し、Felo AIはChatGPTのような対話型AIと同様に、自然言語での質問に対して、AIがインターネット上の膨大な情報を分析・整理し、要約された回答と出典元を提示します。特に、日本語の理解度に優れ、日本のユーザーにとって使いやすいインターフェースを提供しています。

Feloでできること

高精度なAI検索

 GPT-4oやClaude 3.5 Sonnetなど(現在はGemini 2.5 ProやGPT-4.1、Claude Sonnet 4も使えます)の最新・高性能なAI言語モデルを活用し、質問の意図や文脈を正確?に理解した上で、ある程度精度の高い回答(検索しないChatGPTよりはハルシネーションが少ないはず)を生成します。回答には情報源(ソース)が明記されるため、情報の信頼性を確認しながら効率的にリサーチを進めることができます。無料プランでも一日に5回まで使用することができ、有料プランでは、より深く掘り下げた分析を行う「研究モード」も利用可能で、Gemini 2.5 ProやClaude 3.7 SonnetといったLLMを通じた検索やチャット一日300回まで使用することができます。

自分
自分

 (これ、太っ腹だと思いませんか?ChatGPTだと画像生成やPythonコード実行機能が使えるけど、通常のチャットは有料のPlusプランでもGPT-4oは3時間で80回です。しかも、月額20ドルなので円安時は高くつきます。ChatGPTに契約していると、ClaudeやGeminiが一日300回使えないのは痛い… でも、Feloならチャットも検索付きの会話もGPTだけでなくClaudeやGeminiが使えるのは大きいし、新しいモデルに対応するのも割とはやいからすぐに性能を試せます。いろんなモデルを横断して一日300回使えるのは柔軟ですし、制限の心配もなく安心して使うことができるのは大きいですね。画像生成を使わなくて単にチャットや調べ物なら十分すぎます。)

Felo SearchのAIモデル選択画面。
・o4-mini (high)
・o3
・GPT-4.1
・Claude 4.0 Sonnet
・Gemini 2.5 Pro
の5つのモデルが選択できる。
これらのモデルは設定画面で出すモデルを選べる。
様々なAIモデルを選択することができる

いろんなAIモデルが使えます。キッチンシンク的なものですよ。

おすすめは、Gemini 2.5 Proです。

ちなみに研究モードですと、Research AgentというFelo独自のGemini 2.5 Proをベースとしたリサーチに特化されたモデルが使用されます。

多言語横断検索

 日本語での質問に対し、英語や中国語など多言語のWebサイトやリソース横断的に検索し、結果を自動的に日本語へ翻訳して表示します。これにより、言語の壁を越えて、海外の最新情報や専門知識へ容易にアクセスできます。特にバイリンガルユーザーやグローバルな情報を求めるユーザーにもってこいです。

自分
自分

(これ、地味だけど便利ですよね。例えば、「OpenAIの情報について調べて」って指示すると、「OpenAIとは」「OpenAIの特徴」というような検索クエリが走って検索がかかりますが、その検索クエリの中に日本語だけでなく、同時に「OpenAI Information」「about OpenAI」というような検索クエリも同時にかかるので、海外の新しい情報も踏まえてから回答できるってことなんですよ。)

「研究」モードでOpenAIについての情報収集を投げた例。AIが検索キーワードを考え、一気に検索を行い、一気にページを読み込んでから回答や推論を行う

上の画像は試しにOpenAIについての情報収集をFeloに投げてみた例です。日本語の検索クエリだけでなく、英語での検索も実行していることがわかります。これが地味ながら便利なんですよね。

多様な検索モード(フォーカス機能)

 検索対象を特定の情報源に絞り込む「フォーカス機能」を提供しています。Web全体だけでなく、「SNS」「学術論文」「ドキュメント」など、目的に応じて検索範囲を選択することで、より効率的に必要な情報を見つけ出すことができます。X(旧Twitter)、Reddit、小紅書など特定のプラットフォームに特化した検索も可能です。

フォーカス設定画面

・Web検索

 これはよく使用します。汎用的に検索する際に通常利用するものになります。

・SNS検索

 旧ツイッターXやThreads、Facebook、Instagramなどの情報を検索して、ディスカッションを深めたり、マイナーな情報を仕入れたりすると良いでしょう。

・小紅書

 あまり使用しませんが、ライフスタイルに関する情報に絞るときに使用します。

・チャット

 これもよく使用します。まさにChatGPTの代わりとして機能するでしょう。もしくは、特定のURLに絞ってその情報だけを参照して回答するときにも使用します。検索したあとの結果に対して考察したり、意見を述べたりする際にも便利でしょう。

・論文検索

 学術的な情報収集で使用します。論文を情報源にしたいときに使用すると良いでしょう。

・Reddit

 技術的なトラブルシューティングマイナーな問題やマイナーな技術的な質問に使用すると良いでしょう。

・Felo Agent

 これはFeloのAIエージェントを呼び出すのに使用します。例えば特定の調査や意思決定の支援に使用すると便利でしょう。

・ドキュメント

 インターネットに転がっているPDFやワード文書を情報源とした検索と回答に使用します。

・X(旧ツイッター)

 旧ツイッターXからの情報収集に使用します。最新の情報や速報、マイナーな情報を集めるのに便利です。

コンテンツ自動生成(プレゼン形式やマインドマップ形式への変換)

 検索結果やチャットの対話に基づいて、プレゼンテーション資料(PowerPoint形式)マインドマップを自動生成する機能を搭載しています。情報収集から資料のアウトライン作成までの時間を大幅に短縮し、業務や学習の効率化に貢献します。生成されたコンテンツは編集やダウンロードが可能です。また、Felo Chat機能を通じて、テキストから画像を生成することもできます。


↑マインドマップ機能

試しにOpenAIについて質問した回答を元にマインドマップ機能を使って生成してみました。このような感じでわかりやすく視覚的になっています。


↑AI図解機能

OpenAIについての内容をAI図解機能を使って図解にするとこのような感じになります。Felo、結構高機能ですよね。これは勉強がはかどりますね。


↑プレゼンテーション資料生成機能

OpenAIについての内容をプレゼンテーション資料生成機能でAIが自動で、このような資料を作ってくれました。人に説明するときに使えそうな機能ですね。


AIエージェント機能

 特定のタスクに特化したAIエージェントを利用して、より高度な検索や分析を実行できます。市場調査レポート、競合分析、投資分析、技術評価など、様々なテンプレートが用意されています。さらに、ユーザー自身がニーズに合わせてエージェントをカスタマイズできる「マイエージェント」機能も提供されています(ベータ版含む)。

トピック機能

 これはChatGPTのProjectに該当するような機能です。検索結果や関連情報をトピックごとに分類し、保存・管理できる機能です。後から情報を参照したり、特定のテーマについて継続的に深掘りしたりする際に便利です。

 例えば、二ノ国IIレヴァナントキングダムに関することで質問するなら、それ用のトピックを作成し、URLを登録することによって、二ノ国IIレヴァナントキングダムに特化したチャットボットを作成可能です。アニメやゲームの質問をまとめたり、会話を整理整頓したりする際にも便利です。

ブラウザ拡張機能・アプリ

 Chromeブラウザ拡張機能を提供しており、Web閲覧中の情報検索や多言語コンテンツの読解をサポートします。また、モバイルアプリ(iOS/Android)も提供されており、場所を選ばずにFelo AIを利用できます。

Felo AIの開発元

 Felo AIは、東京に拠点を置く日本のスタートアップ企業、Felo Inc.(旧 Sparticle株式会社)によって開発・運営されています。同社は、多言語AI技術を活用し、グローバルな情報アクセスと知識発見の最適化を目指しています。Felo AIの他に、リアルタイム翻訳サービスの「Felo瞬訳」なども提供しています。

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