生成AIってなんだろう?
最近よく聞く「生成AI(ジェネレーティブAI)」って、一体どんなものなのでしょうか? ここでは、専門的な知識がなくても分かるように、やさしく解説します。
生成AIとは?
生成AIは、人工知能(AI)の一種です。普通のAIがデータの中からパターンを見つけたり、未来を予測したりするのに対し、生成AIは新しいオリジナルのコンテンツを作り出すことができます。例えば、文章、画像、音楽、コンピューターのプログラム(コード)などを、まるで人間が作ったかのように生成します。
ユーザーが「こんな文章を書いて」「こんな絵を描いて」といった指示(プロンプトと呼ばれます)を出すと、それに応じてAIがコンテンツを作り出してくれます。有名なものには、文章を作るChatGPTや、画像を作るDALL-Eなどがあります。
ここ最近では、o3やo4-miniがすごいともてはやされています。AGI(人口汎用知能)を感じさせるくらいの性能とまで言われています。ただし、これらは使うのにお金がかかるため、僕は使っていません。それに近い性能を持つ、Gemini 2.5 Proというモデルを使うのが個人的にはおすすめです。
Gemini 2.5 Proはすごいんですよ。自分が公開した五目並べのソフトをPythonで組み上げることができてしまいました。僕はそこまでアルゴリズムの知識がないのですが、CursorのGemini 2.5 Proとやり取りを繰り返していくことによってAIがプログラミングを行ってくれるのです。
どうやってコンテンツを作るの?
生成AIは、インターネット上の大量のテキストや画像などのデータを事前に学習しています。この学習によって、言葉のつながりや画像のパターンなどを理解します。そして、その知識をもとに、指示に合わせて新しい、ユニークなコンテンツを生成するのです。機械学習、特にディープラーニングという高度な技術が使われています。
どんなことに使えるの?
生成AIは、私たちの生活や仕事の様々な場面で役立ち始めています。
- 文章作成: メールやレポートの下書き、ブログ記事のアイデア出しなど。
- 画像生成: アイデアを形にしたイラストやデザインの作成。
- プログラミング支援: 簡単なコード(例えばこのページのようなHTML)の作成。
- アイデア出し: 新しい企画やキャッチコピーのヒントを得る。
- 翻訳: 外国語の文章を翻訳する。
このように、クリエイティブな作業や、時間のかかる作業をサポートしてくれる可能性を秘めています。
使うときの注意点
とても便利な生成AIですが、使う上でいくつか知っておきたい注意点もあります。
注意点:
- 情報が不正確なことがある: AIが作り出す情報が、必ずしも正しいとは限りません。時には、もっともらしい嘘(ハルシネーションと呼ばれる)をつくこともあります。
- 正しいとは断言できないことを断言したり、勘違いしているにも関わらず、根拠のない自信で言い切ってしまうようなことです。
- 情報源が不明確なことがある: 生成された情報の元になったデータが分からない場合があります。存在しない情報源をでっち上げることもあります。
- 真実を確かめるために使うのは適さないです。フィクションの創作や自分の意見と照らし合わせて使うのがいいでしょう。
- 偏った情報が含まれる可能性: 学習したデータに偏りがあると、生成されるコンテンツにも偏見が含まれる可能性があります。
- 著作権の問題: AIが生成したものが、既存の著作物に似てしまう(盗用になる)リスクがあります。
生成AIを使うときは、出てきた情報を鵜呑みにせず、内容を確認したり、他の情報源と照らし合わせたりすることが大切です。
生成AIはまだ発展途上の技術ですが、私たちの未来を大きく変える可能性を持っています。上手に付き合っていくために、その仕組みや特徴、注意点を理解しておきましょう。
まとめ
生成AIは確かにすごくて、現在は例えるなら2010年頃のiPhoneと例えられるかもしれません。しかしながら、スマホが出たときにスマホ依存症が問題になったように、今後はAI依存症なるものも出てくるのかもしれません。新しい技術はいいことと悪いことがつきものです。昔の歴史(インターネットが出たときや産業革命、スマホが出たときなど)がそれを辿っています。今後は生成AIもスマホが現在当たり前になっているように、当たり前になってくるでしょう。AIに頼りすぎて思考能力の低下には気をつけないといけないかもしれません。スマホみたいに上手に使えれば、効率化やエンタメに貢献できるはずです。上手に使っていきましょう。
コメント